■プレイ日記ログ7
第七話〜呪われた探偵-1


伽耶ちゃんや宗像のすることが正しく、それを止めようとする僕らが間違っているのか。
それはわからないが、彼らの計画に必要だという水晶は奪われてしまった。
・・・折角見つかっていなかったものを、見つける手助けをしてしまったんだよな。
騙され、利用されただけなんだが、帝都を守護する14代目・葛葉ライドウとしては、完全な手落ちだ。
・・・ヤタガラスに、怒られるかな。


事の次第を鳴海さんに相談しなければならない。
まぁ、失態報告なんだが。
しかしまだ帰って来ていなかったらしい。
伽耶ちゃんの切った髪もそのまま残されていた。
・・・髪切ったの、昨日の夕方だったよな?
まだ掃除してなかったのか。
掃除は自分でしたことがないほどのお嬢様だったとは。
この髪の毛・・・伽耶ちゃんを正気に戻すための、呪術アイテムにでもするのか?



事務所の廊下で、誰かが倒れたようだ。
扉から入ってきたのは、顔が痣だらけの鳴海さん。
『大変だ』とだけ言い、崩れ落ちてしまった。
何がタイヘンなんですか鳴海さん!?
気絶する前にそれを言ってくださいよ!
っていうか、なんでそんな怪我を・・・。
その後ろには、見覚えのあるホクロの男。
お前は・・・定吉か?
前に会った時は、脱走兵らしく下級兵服だったが今は随分と階級の高そうな軍服だ。
と、思ったら、本当は陸軍ではなく、海軍所属の人間だったらしい。
つまりは、スパイだったってワケだ。
ってことは、タレコミ元に帝都新報を選び、朝倉さんを呼び出したのももちろん、朝倉さんが僕らと知り合いであることを知っていたから。
そしてワザと情報を漏らし、僕らを秘密基地に向かわせた。
僕らが宗像の目を引きつけている間に、安全に海軍へと戻ることができた、と。

・・・伽耶ちゃんといい、コイツといい、タダ働きさせる鳴海さんといい・・・なんか、利用されてばっかりだな。
人権って何だろう。
ちょっと海に向かって叫びたくなった。


しかし、陸軍の情報を得ようとして動いていた定吉だが、逆に海軍が大変なことになってしまったらしい。
知るかボケェ!!
僕らを利用し、いいように使っていた軍がどうなろうが、知ったことかぁ!!!
役立たずとはいえ、一応上司な鳴海さんに怪我させておいて、どの口で『頼みごとがあるからついて来い』とか言ってんのじゃあほんだらぁ!!
全力で拒否しようと思ったが、『君が協力してくれたら、彼もこれ以上苦しまずにすむ』とか言う。
・・・つまり、協力しなかったら、鳴海さんがどうなるかわからないってことか。
朝倉さんとか伽耶ちゃんとかの、女の子ならまだしも、男の鳴海さんを盾にとられるとは思わなかったなぁ。


仕方なく定吉に案内された場所は、なぜか志乃田の名も無き神社。
ヤタガラスの使者まで、僕らを待っていた。
・・・どういうことだ?
海軍がヤタガラスと通じていた?
なら、なんでヤタガラス関係者の鳴海さんが、海軍に傷つけられなきゃならない?
さらに奥へと案内され、御簾の掛けられた部屋に病に臥せっていると思しき男がいた。
ヤタガラスの使者に『閣下』と呼ばれたその男は、日本國の未来において重要な人物らしい。
だが、何者かに呪いをかけられ身動きの取れない状態になっている。
呪いを祓うことは出来るが、それでは根本的な解決にならず、僕らの協力が必要だと。
・・・そんなの、直接言ってくればいいじゃないか。
別に海軍の人間を使わなくたって、僕らヤタガラスに雇われているんだし。
何のために、鳴海さんを傷つけなきゃならなかったのさ。
上司の判断とはいえ、不愉快だな。


まぁ、命令であれば、従うのが僕らの役目。
要は、その呪いをかけたヤツを倒して来いってことだろう?と思ったら、そんなに簡単ではないらしい。
『斑駒』という方法で、男にかけられた呪いを僕らに移さなければ、呪の送り手を突き止めることが出来ない、と。
・・・それってつまり・・・。
命を削るような呪いを、わざわざかけてもらわなければならんということか?
しかも、拒否権なし。
・・・。
前回、『ヤタガラスの命令に納得できないことがあったら〜』とかいうことを考えたな。
早速、きちゃったよ。
なんで、僕らを騙し利用し、朝倉さんを危険な目に遭わせ、鳴海さんを傷つけた奴の親分を助け、自分が呪われなきゃならんのだ。
納得いかん。
納得いかんさ。


でも、ヤタガラスを裏切るということは、ゴウトを裏切るということだもんなぁ。
出来るワケがないか。
その前に、『裏切る』という選択肢も出ないが。


弱者を救う前に、人権を認められない僕を救ってください、宗像さん。


第七話〜呪われた探偵-2
呪いをかけるような危険な悪魔を倒すだけじゃなく、海軍の男にかけられた呪いまで肩代わりしろとかいう理不尽な命令を受ける14代目。
定吉は『我々は敵ではない』とか言うが、鳴海さんが実際に傷つけらている。
『精鋭数人で仕掛けた』そうだから、意図的に傷つけたということだろう?
鳴海さんを傷つけた、納得できる理由を聞かせてもらいたい。
『筑土町にいる大切な人を想うなら、斑駒を断るという選択肢は無い』とか脅迫しておいて、何が『敵じゃない』んだ?
大体、『筑土町の大切な人』って誰さ。
ゴウトはココにいるし、朝倉さんがいるのは銀座だろう?
伽耶ちゃんも、もう筑土町にはいないし・・・まさか、ヴィクトル?
まぁ、ある意味大切だが。(悪魔合体的に)


・・・ゴウトが人質(?)になっているんだったなら、呪いを受けるのも文句ないんだがなぁ。
愛する者にかけられた呪いを我が身に移し、命がけで守るならば本望さ。
でも、会ったことも無い、しかも会話は御簾越しのエラそーなオヤジの身代わりじゃあなぁ。
心の中で恨み事を言いつつ、斑駒を受ける。
おお・・・外見が白くなった。



黒制服もヨイが、これもなかなか。
・・・呪いのせいだから、ホントに白くなったんじゃないだろうが。
カラスが白鳥に変化したみたいだな。
まぁ、衣装の変化に喜んでいる場合ではない。
呪いの元を追って、異界・深川町へ。



異界・深川ならば前にも来たことがある。
呪いでHPが減るんだし、ここはサクッと終わらせよう。
と、いうこちら側の思惑通りには、やはりうまくいかない。
何かの罠が張り巡らされているようだ。
マッド系とは一味違うカンジだが、同程度に頭のネジが緩んだ悪魔が姿を現す。
兄弟悪魔のようだ。
前のアビヒコ&ナカスネヒコも兄弟悪魔だったな。
熱血兄弟愛の漂うアビナカ兄弟に対し、こっちはなんというか・・・漂っているのは『ドリフ臭』
カナダライがいつ、天井から落ちてきてもおかしくないような。
ココは礼儀として、『ダメだこりゃ』とツッコむべきか?


兄弟悪魔を倒したところで、ゴウトが体のことを気遣ってくれた。
騙されたり無体な命令されたりした後だから、優しさが身に染みるよゴウト・・・。
大好きだゴウト〜〜〜愛してるぅぅぅぅ〜〜〜!!!
こんなこと言ってくれるの、ゴウトだけだもん〜〜〜〜!!!!


感涙に咽んでみた。
そう・・・僕は、ゴウトの愛を勝ち取るために頑張っているんだ。
ゴウトの愛のため、呪いなんぞ撥ね退けてくれるわぁ!!!
一気にヤル気が燃え上がる。
(邪な)愛の力は偉大だ。
勢いのまま呪いの大元・ヒトコトヌシを倒す。
『烏に飼われた狐如き』呼ばわりされたが、無事呪いは消滅した。
・・・やっぱり、『葛葉』ってキツネのアレか。


名も無き神社に戻る。
ヒトコトヌシを使い、海軍のおエライさんを呪ったのは宗像で間違いない。
陸軍の動きを探り、邪魔となる海軍の動きを封じる目的だったのだろうか。
定吉に正式に協力要請されたが、断りたくて仕方ない。
これまでの話の流れから見ると、どっちが悪なんだかわからん。

陸軍(宗像)は伽耶ちゃんを誘拐したりはしているが、それは弱者を救うためだという。
一方の海軍(定吉)には。
騙され、利用され、朝倉さんを危険な目に遭わされ、鳴海さんは怪我させられ、呪いは肩代わりさせられ。
しかも呪いは脅迫して無理矢理。拒否権一切ナシ。
これで協力しろったって、無理だろ。


でも、宗像が進めている『超力兵団計画』は死者を使った富国強兵策。
電波塔から何らかの力で人々に働きかけ、思考を崩壊させていく。
赤マントと化し、崩壊した精神の中でヒルコが育っていく。
やがて成熟したヒルコは人の中から離れ、残された人間は生きた屍となる。
それが、あの赤マントの憲兵『ヨミクグツ』。
知らないところで、かなりの数の人間がヒルコに取り憑かれていたワケだ。
弱者を守る為、という影で罪なき人々が殺されていた。
それを、大義の前の小事と言いきれるのか。
・・・海軍に協力する他、選択肢はない。



いろいろ精神的に疲れて探偵社に戻ると、あれだけの怪我をしていたとは思えない、元気な姿の鳴海さんが。
回復早いのか、まだ治ってないけど大人の威厳のために痩せ我慢しているのか。
海軍から、鳴海さんにも今回の件について連絡が回ったようだ。
次に僕らが向うのは、宗像の計画の重要拠点・和電イ号機。
今まで以上に危険だから、と鳴海さんに弾薬を貰った。
・・・序盤に1000円貰って以来、久しぶりの支給物。
しかも、これから鳴海さんも自分の方法で動く、と。
鳴海さんが!?
ど、どうしたんですか鳴海さん!?
あの、『大正のニート』と呼ばれ、潔いまでに僕らをこき使い働かせてきた鳴海さんが!!
海軍に殴られて、何かスイッチが入ったんですか!?
・・・これが世に言う、『死亡フラグ』だろうか・・・。



第七話終了。


・・・あれ?
結局、何で鳴海さん、海軍に殴られたんですか?

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