■プレイ日記ログ6
第六話〜伍色不動の秘密-1

不死の兵団を作るという『超力兵団計画』。
その発案者・宗像に捕らわれてた、鬼憑きの娘・伽耶は助け出され、鳴海探偵社の住み込みの秘書となった。
伽耶の件に関しては、解決とみなされるのだろうか。
いや、ちょっと気になっているんだ。
伽耶ちゃんが地下にいるという情報を得た時、『宗像の傍にいて、何か話していた』というのが。
伽耶ちゃんがずっとあの状態(包帯ぐるぐる)だったなら、それを『傍にいる』とは言わないだろう。
あの格好が儀式のためだったとしても、拉致した少女なら何らかの形で拘束していたのではないかと考えられるし、それなりに近くないと『傍にいる』ことにならん。
無理矢理拉致した人間の傍に、自分からは寄らんだろうし近くに寄るようにさせられているのだとしたら、あの赤マント憲兵とかが伽耶ちゃんを押さえつけていたのだろう。
どう考えても、『傍にいた』という表現は不自然。
うん。その話を聞いた時、『伽耶ちゃんは宗像の計画の協力者になってしまったんだ』と思ったからさ。
普通に、伽耶ちゃんのことを知らない人間が、『怪しい計画の実行者の傍で何か話していた女』って聞いたら、そう思わない?
ちょっとした言葉のあやかもしれない。
そもそも、その話をした定吉という男のことも、信用はしていなかったワケだし。
定吉の話が嘘だったのか、それとも伽耶ちゃんは・・・なのか。
あの男、どこ行ったんだ?
新聞社に保護されているのか?



少し寝坊してしまったらしい。ゴウトに怒られた。
昨日から女の子が一緒に泊っているんだよ?察しておくれよ。
普通に眠れるワケないじゃないか。
どうやら鳴海さん留守。
珍しい。
・・・また、料亭・竜宮に行っているんじゃないだろうな?
そこに電話。
電話の主は金王屋の主。
急ぎでと頼まれたモノが届いたので、取りに来いという。
鳴海さんが、『急ぎ』で?
伽耶ちゃんもいないようだし、ゴウトとのデートも兼ねて金王屋に向かう。


筑土町が夕日に染まっている。
・・・確かに、これは寝すぎだ。
折角邪魔する者もいないというのに、ゴウトとのひと時を楽しむ時間が少なくなってしまったではないか。
ゴウトとパーラーとか、行きたかったなぁ・・・。
金王屋の荷物を受け取り、束の間の休息終了。
特に調査することもなく、町の中をただ歩く、というのもヨイね。

そんなに歩き回っていたワケではないが、探偵社に戻る頃には暗くなってしまっていた。
まだ鳴海さんは帰ってきていない。
伽耶ちゃんの姿もない。
しかし、事務所の床には、大量の毛髪が。
・・・ホラーだね。
ガラス越しに、誰かが事務所に近づいてくるのがわかる。
最早、宗像の手の者に伽耶ちゃんの居場所を探られたのか・・・と思いきや、入ってきたのは伽耶ちゃんその人。
だが、その姿は・・・。
ベリーショート。
うわぁ。
ずいぶんと思い切ったなぁ。
折角の黒髪を。
っていうか、一瞬スゴイ顔してなかったか?




髪を切ってすっきりサッパリした伽耶ちゃんが、捕まっていた時のことを話し出す。
超力兵団計画のためにはあるモノが必要で、宗像はそれを探していたらしい。
鬼の血・ヒルコに次いで今度は秘密のアイテム?
欲張りなヤツだ。
しかし、そのアイテムを手に入れれば、帝都百万の民の命が奪われるという。
それを横取りしちゃえばいい、という話かい?
でも、宗像はあの時、世の中を変えるためにあるのが。超力兵団計画だと言ったよなぁ?
世の弱者を救うために、帝都の民を殺す?
帝都の民は、『弱者』に数えられていないのか?
帝都に恨みでもあるのか?


あの一瞬の伽耶ちゃんの顔が気にかかる。
その前の定吉の話の内容もだが。
このまま、彼女の話を信じてもいいのかな?
いや。
うん、『全員疑え』と何度も言っているけどね。
いざ、本当に疑わしくなってくると、少し信じたくなる人間心理。
翌日になっても、鳴海さんは帰ってこなかった。
こういう時こそ、役に立たない相談でも、『じゃあ、そのアイテム探して来てよ』と言ってほしかったなぁ。
伽耶ちゃんの言葉を信じていいよ、という後押しが欲しかった。
でもいないんじゃ、自分で決めるしかないじゃないか。
・・・見つけていいんだろうか。
お約束的展開になりそうだが、探さねば話が進まん。
伽耶ちゃんと一緒に、町に出る。


第六話〜伍色不動の秘密-2

鳴海さん、どこに行ったんだろう。
金王屋から預かったモノも、まだ渡せてないのに。
・・・翌朝、川に浮かんでいる、とかいうのはやめてくれよ?


筑土町でまずは聞き込み。
案の定、伽耶ちゃんとの間を勘繰られる。
高等師範学校の見目麗しい書生と、失踪したと噂の令嬢そっくりな美しい女学生。
まぁ、気になるよね。


警察呼ばれないかな、とか噂が宗像の耳にまで届いてまた赤憲兵が来たらどうしようとか、そういうことが気になって、折角美少女とのデートだけど気が抜けん。




伽耶ちゃんを連れていくことはできないが、大道寺邸にも顔を出してみた。
お友達のリンちゃんが来ている。
今日が、伽耶ちゃんの誕生らしい。
・・・16歳の。
そのせいか、邸内の空気微妙。
当主は病気、叔父は失踪、一人娘は誘拐され、戻ってきても鬼に憑かれ殺される。
途方に暮れたくもなるか。


情報探してあちこち回る。
お嬢様な伽耶ちゃんはこんなに出て歩いたことがないようで、いろいろ町の感想を話す。
何やら、小難しい内容だなぁ。
不安が増すから、もー少し明るい話題を提供しておくれ。


こういう、探し物系に強い佐竹さんにもお世話になる。
今回は直接的な情報はもらえなかったが、物知りな人を紹介してもらった。
お世話になりっぱなしで、何もお返しができてないけど、いいのかな?
だってこの人、背中にお絵かきしている部類の人。
恩は忘れないのが仁峡の道じゃないのか?
いつかがっつり恩返ししなきゃならんのかね。
・・・お金以外でお願いします。


巡り巡って、工事現場に辿り着く。
こんなところに、秘密アイテム・伍色不動があるのか?
かつて、帝都を築いた僧正が、霊的に守護するために置いたという門神。
・・・っていうか、扱いが罰当たりだなぁ。
信心を忘れてはいかんよ。日本の心だよ。
こーいうことするから、帝都に災厄が続くんだよ。
情報が絞り込まれるにつれ、伽耶ちゃんの顔も言動もキツくなっている。
ここら辺までくると、もう確定だよなぁ。
ああ・・・折角、女の子成分が供給されると思ったのに・・・。


見つけた伍色不動に埋め込まれた水晶を妙な名称で呼び、伽耶ちゃんが質問を投げかける。
今の世・大正20年は時代の特異点。
文明は発展し、世は激しく変化していく。
その中で、どう生きていくのが正しいのか?と。
時の流れに身を任せるまま、運命に従うのが潔いのか。
己自身で運命を切り開いていくのか。

うーん。
ヤタガラスに命じられるまま、任務をこなしている僕らは運命に身を任せているだけなのかもしれない。
でも、もし何かヤタガラスの命令に納得できないことがあって、ヤタガラスを裏切るか否か?という選択肢が出てきたらどうだろう?
その結果、14代目葛葉ライドウという名を捨て、ダークサマナーと呼ばれることになっても、後悔しないかどうか。
伽耶ちゃんが聞いているのは、そーいうこと?


僕の答えを聞いた伽耶ちゃんが、より険しい顔つきになる。
ああ、これが大道寺の娘に憑くという鬼か。
伽耶ちゃんは自分の力で新たな将来を創るから、これからすることを見ていろと言う。
そして異界へと姿を消してしまった。水晶を持って。


『希望溢れる将来を創るため』
伽耶ちゃんは最後にそう言っていた。
それは宗像も自分のしていることが世を変えるとか言っていたな。
僕らのしていることが間違っているとも。
本当に彼らが弱者を救い、世の中を正しく導いてくれるというなら、それを邪魔する理由はないんだが・・・。
そう考えると、『帝都の守護』って判断が難しいな。


第六話終了。
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