■黎明新報特別版 『幻想水滸伝5の謎に迫る!』
 第二回・ファレナ兄妹不仲の謎
 冒頭から兄らぶっぷりを見せてくれる、ファレナ次期女王・リムスレーア。
 熱烈ならぶっぷりだが、ルナス某イベントで過去不仲であったことが明かされた。
 彼女の台詞によると、「兄を王位継承権がないというだけで心底馬鹿にしていた。本当に嫌な妹だった」ということである。
 この「不仲であった期間」が数ヶ月とかの短い間だけであるなら、この台詞は出てこないのではないかと考えた。
 ・・・それが、途中まで兄妹SSを書き、途中から進められなくなった理由なのだが。
 まぁ、言い訳はおいといて。
 10歳というまだまだ短い年数しか生きていないのだから、たとえ1年でも結構な期間ということになるかもれないが、ここはあえて一つの説を打ち出したいと思う。
 ・・・今月末(2006.5)になれば、公式の兄妹SSが出るらしいので、答えが出る前に勝手なこと考えてやれというヤツだ。

 さて。
 「王位継承権がないということで馬鹿にしていた」ということは、少なからず「王位継承権=エライ」くらいは理解している年齢ということになる。
 また、「嫌な妹」というからには、単にわがままというだけでなく、皮肉・嫌がらせ等もやったのかもしれない。
 「こうすると人は嫌がる」ということを理解した上で行動できる年齢というと・・・5歳以上が妥当だろうか。
 4歳でも無自覚で嫌がらせは出来そうだ。6歳だと結構悪質なことも出来る。
 そーすると、王子がゲーム開始時14〜15として、不仲時は8〜11。

 で。
 「それ以前まで別々に暮らしていた説」というのを考えた。
 公式の年表が出たので、合わせて考えてみよう。
 ご存知のように、アルシュタート陛下即位前には、悲惨な王家継承争いがあった。
 この争いが始まったのが、太陽暦431年。18年前。
 アルシュタート16歳、サイアリーズ7歳、ハスワール20歳。
 アルシュタートの闘神祭開催が433年。
 アルシュタート18歳、フェリド20歳の時。
 ・・・仮にこの時すぐに妊娠したとして、生まれるのは434年。
 ゲーム開始時が449年ということなので、そーすると・・・王子がギリギリ15歳?
 ハスワールが「オムツ替えたりお風呂に入れてあげてたりした」というのは、この時期ということになるが、それにしても、沈静化しているといっても睨み合いを続けていたであろうし、自分を差し置いて先に闘神祭を行い、子供まで生んだ姫の所に行くというのは、結構難しいことではなかったかと思う。
 ・・・本人、そういうのは気にしなさそうではあるがな。(笑)

 で、問題は、闘神祭でバロウズ・ゴドウィンとも無関係な異国の騎士であるフェリドが婿になったことで、先代女王位争いが沈静化していたものの、まだ決着はついていない状態だということ。
 現に438年先々代女王・オルハゼータが死去すると、継承争いは再燃する。
 王子この時3〜4歳。アルシュタートはこの時妊娠中。
 幽世の門が暗躍し、女王位を争う姉妹の夫、両陣営貴族などが殺される中、この二人が標的にならないわけがない。
 実際は殺された姉妹の夫よりも狙われていたかもしれない。
 それをフェリドが防いでいただけで。
 まぁ、こんな状況であれば、小さい子供を王宮に置いておく方が危険。
 共にまだ年若いサイアリーズ(14歳)と、聖地ルナスあたりに避難していたのではなかろーか?
 リムスレーアも危険なのは同じなんだが、王位を継ぐ子供がいるというのは、王位継承権を争う者にとって(この場合妹・ファルズラームの)優位になる材料になるので、自分の傍に置いていた可能性が高いと思う。

 翌、439年。
 アルシュタートの母、ファルズラームが王位継承。
 この時、ファルズラームは王位を譲られたにも関らず、またもや幽世の門を使い、姉・シャスレワールとその親族の粛清を行っている。
 王位継承権第二位であるリムに危害が及ぶことはまずなく、すぐにでも王子を呼び戻したいところだが、環境的にあまりよろしくない。
 王子この時4〜5歳。それなりに物事はわかる年齢の我が子に、肉親・臣下である貴族さえも暗殺者を使って殺す祖母を見せたいと思う母親は・・・あまりおらんだろう。
 2年後の441年。
 ファルズラームが急死。アルシュタートが王位を継ぐが、混乱に乗じてアーメス新王国による大侵攻が勃発。
 とてもじゃないが、王子を呼び戻すどころではない。
 「大侵攻」というくらいだから、戦争終結に1年以上はかかるだろうし、幽世の門も解体させなければならない。
 これまた激しい抵抗があったというので、それなりに時間がかかったであろう。
 しかし、「リオンが保護されたのは今のリム(10歳)より小さい頃」というので、443年までには解散させている。
 これと前後して、やっと呼び戻されたとすると、王子8〜9歳となる。
 おお〜↑で予想した不仲期間と合致するぞ。

 ってなワケで。
 情操教育に最も重要な幼少期に強烈な祖母を見たリムスレーア。
 「王位継承権=エライ」と思っても仕方ない。
 また、血縁であろうと粛清してしまえる女王の下にいた貴族たちは、その孫であるリムスレーアに対してもかなりご機嫌取りしていたのではなかろうか。
 アルシュタート&フェリドも幽世の門・アーメスのアレでごたごたしていたので、わがままを言うリムスレーアをたしなめることが出来なかったと考えられるし、そもそも忙しくて構ってやることが出来ず、その寂しさからさらにリムが周囲にワガママを言っていた可能性もある。


 兄がいるという話は聞いているが会ったことはなく、どんな人なのかもわからない。
 祖母は姉妹の妹であったが、女王継承権を得て姉よりエラくなった。
 そもそも、その兄は男子であるがゆえに王位継承権さえない。
 ならば、兄であろうとも、王位継承権のあるわらわの方がエラい!!



 こんなカンジ。

 まぁ、これは仮説なんだが、王子がそれまで王宮におらず、戻ってきたら戻ってきたで、妹にも貴族にも軽視されていたりすれば、フェリドに保護されたばかりでまだ環境に慣れないリオンとも同調しやすいのではなかろうかと思える。

 この説の中ではもう一つ、「幽世の門が解体されたのはいつか?」という謎にも触れている。
 幽世の門が解体されたのはアルシュタート即位後であるとは言われているが、いつである、とは明らかにされていない。
 アーメス侵攻と同時ではキツイし、恨まれてアーメス側につかれても厄介だ。
 母親の凄惨な争いを見た者としては、即位後まず最初にしたい仕事が「幽世の門の解体」だったと思うが、内紛の混乱に乗じて攻めるというアーメスの意図を考えれば、幽世の門の解体を待ってくれるとは思えない。
 侵攻のタイミングは、恐らくアルシュタート即位直後。
 とすると、幽世の門解体は・・・まぁ、441〜443年の間のどこか。

 で。
 この幽世の門解体がいつかによって、王子とリオンの初対面時の事がいろいろ考えられるワケだ。
 解体後でなく、その最中に保護されたかもしれんしな。
 王子が先に王宮にいて、保護されたリオンに優しくしてヨイ雰囲気になったとも考えられるし、または↑の仮説が前提となるが、先にリオンが保護されていて、戻ってきた王子が久しぶりの王宮にも慣れず、貴族にも冷たくされるのに、リオンが保護欲を掻き立てられ、「私が王子をお守りせねば!」との思いを強くしたとも考えられる。
 私的には、後者がよりツボだな。(笑)

 王子が幼少期から数年間、王宮から離れていたと考えると、気高さのある容姿を持ちながら、穏和な性格であんなほわほわした笑顔になれるのも頷けると思うのだ。



 ・・・・ってなことで。
 この説を踏まえて、前に少しだけ公開したSSをちょこっと書き直そうかと思っている。(笑)
 
 
 
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